想い

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We build safety and tasty! わたしたちは『安全』と『美味しい』をつくります

菓子工房ビルドルセは、1945年創業の建設会社が運営する東京都小金井市の洋菓子店です。  
後継者不在により閉店することとなった町の洋菓子店。同じ地元の老舗建設会社が「地元の味を絶やしたくない」とそのお店を異業種承継しました。
 
2015年の開店当時はレシピを受け継いだ「黄金井パフ」1種類だけでした。
消費期限が大変短いため(3日間)、業界の方より「今どき、食品添加物も入れずに作るなんて」、「消費期限が短いと流通もできないじゃないか」というお声をいただくことがございました。
 
元々、洋菓子のプロではない私たちは、毎日いろいろ勉強し、その中で商品の寿命を延ばすため、安価にするため、見た目を良くするため、仕上がりを安定させるためなどに「食品添加物」やショートニングなどが多く使われていることを知り、それらが健康に及ぼすリスクを学びました。
 
そして私たちは、受け継いだ「黄金井パフ」の原材料を見直すことにしました。
まずは、各国で健康への悪影響が懸念されているトランス脂肪酸を多く含むショートニングをココナツオイルへ、香料であるバニラエッセンスをバニラビーンズシードへ代えて、出来るだけ食品添加物などを使用しない商品づくりを目指しました。
しかし、受け継いだレシピを変えていくと、本来の食感を再現できず、何度も試行錯誤を繰り返すこととなりました。
 
同じころ、我々はフードロスについても悩んでいました。
「黄金井パフ」は、卵黄たっぷりのふわふわ生地に、卵黄たっぷりの自家製カスタードクリームを詰めたお菓子です。毎日作れば作るだけ、新鮮な卵白が余ります。開店当時は全て廃棄しておりました。
 
何とかしたい。その卵白を使って何か新しいお菓子が作れないかとの思いで開発したのが、「新鮮卵白とココナツシュガーだけで作ったメレンゲ」そして、クッキーでもない、ビスケットでもない、新しいタイプの焼菓子「黄金井ココ」でした。
 
これらの新商品開発については〝原材料″も十分に考慮しました。
小麦粉を国産米粉へ、精製された白砂糖を精製されていない砂糖へ、そして牛乳やバターや食品添加物はできるだけ使わずに、身体に優しい焼菓子を作るということを軸に進めました。
 
現在、海外から輸入された高級菓子はネットやデパートで購入でき、賞味期限が長いお菓子は24時間いつでもどこでも買える時代になりました。
 
すべての食品添加物が悪いと言いたいのではありません。自分だったらこんなお菓子が食べたい。こんなお菓子を贈りたい。生真面目にこだわって作るお菓子があっても面白いのではないか。
 
小腹が空いたときに、オフィスでの珈琲ブレイクに、忙しい朝はヨーグルトに添えて、アフタヌーンティーのお供に、夜のバータイムに、普段食べるお菓子はできれば身体に優しいものが良いな…美味しければ最高だな!…でもそういうお菓子はなかなか見つけられないな。私たちはそう思っていました。
 
世の中に無いなら、私たちで作ろう!
 
自分達の想いがこれから先もブレないよう決めたコンセプトが「We build safety and tasty!(わたしたちは『安全』と『美味しい』をつくります)」です。
 
2021年5月「We build safety and tasty!」のコンセプトに賛同する仲間たちと共に、この新しい洋菓子のプロジェクトを新たに立ち上げました。
 
菓子工房ビルドルセをぜひお試しくださいませ。

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